外構工事は雨の日にできる?できない工事の種類と最適時期を解説
家の機能性を良くするために、外構工事を考えている人もいるでしょう。しかし、工事は外で行うため、雨の日でも大丈夫なのか疑問に思うことがあります。そこでこの記事では、外構工事は雨の日にできるのか、雨天時にできない工事の種類と、施工の最適な時期についても解説します。
この記事を読むための時間:3分
外構工事は雨の日でもできるのか
雨の日に外構工事ができるかは、工事内容と業者によって変わります。水に濡れることで、仕上がりや耐久性に影響が出るものは施工できません。また、品質に影響しなくても、手間や時間がかかるなどの理由で、雨天時は全ての工事を延期にする業者もいます。そのため、雨の日でも外構工事を行うかを知るためには、業者への確認が必要になります。
雨の日にできない外構工事の種類
雨の日にできない外構工事の種類を、3つご紹介します。
- セメント系
- 防水処理
- 塗装を含む工事
セメント系
コンクリートやモルタルなどのセメントを使用する工事は、雨の日にできません。これらの材料は、水とセメントの割合が大切です。雨に濡れると水分量が多くなるため、材料の品質に影響が出る恐れがあります。
また、雨が降ると、固まる前のコンクリートに水の跡が付いたり、コンクリートが流れて見た目が悪くなったりする場合があります。そのため、セメントを使用する工事は、雨天時には行わないのが基本です。
防水処理
外壁の目地や隙間を埋める、コーキングなどの防水処理も雨の日にはできません。コーキング剤は水に強い材料ですが、雨が降ると外構の表面が濡れるため、コーキング剤の密着度が落ちます。防水性能が落ち、劣化が早まる危険があるので雨天時には行えません。
塗装を含む工事
門やフェンスの色を変えるなど、塗装を含む工事も雨の日にはできません。外壁などに使用する塗料は、雨が混ざると品質が安定せず、変色する可能性があります。また、雨の日に塗ると、塗料が流れて汚く見えてしまうこともあります。
外構工事の最適なタイミング
外構工事の最適なタイミングについて、以下の3つより解説します。
- 新築の外構工事
- 門・フェンスなどの部分工事
- 庭の植栽工事
新築の外構工事
新築の場合、外構工事に2週間から1ヶ月程かかるので、建物の基礎工事を終えたあたりで施工を始めるのが最適です。この時期に始めると、家の完成に合わせて外構工事も終わるでしょう。ハウスメーカーに依頼している場合は、建物と合わせて外構工事も始めてもらえます。しかし、外構を別で依頼する場合は、デザインによって工期が変わるため、業者と打ち合わせをして施工時期を決める必要があります。
門・フェンスなどの部分工事
門やフェンスなどの部分工事は、1〜7日程で終わるため、比較的安価な閑散期に依頼するのが最適です。外構業者の閑散期は1・5・11月で、この時期は依頼が少なくなるため、工事の予約が取りやすいです。しかし、積雪や梅雨などが予想されるため、悪天候により工事が予定通りに終わらないこともあります。そのため、閑散期の工事でも余裕を持って依頼することが大切です。
庭の植栽工事
庭の植栽工事は、植物の種類によって最適な時期が異なります。暖かい時期に咲く花は、3〜5月の春頃に植えると、暖かい気候で成長できて丈夫になります。落葉樹は、11〜12月、2〜3月に休眠するため、この時期に植栽すると木への負担が少ないです。針葉樹は温度変化に強い植物なので、8月の真夏と2月の真冬以外なら、1年中植栽できます。花や木の種類に合わせて、最適な施工時期を決めましょう。
外構工事は期間に余裕を持って行いましょう
外構工事は、雨の日にできないものもあります。悪天候が重なると、工事が突然中止になったり、延期になったりする場合も少なくありません。そのため、外構工事を依頼する際は、期間に余裕を持つことが大切です。